「ああ、なんて好いたらしいぃヒト・・・」
狂わしいほどに萌えたぎる熱情を抑えられない程に惹かれ合う、男女の物語を彷彿とさせる舞曲。
英語表記だとDvorak Slavonic Dance op.72, no.2」。
第一集、第二集共に8曲ずつで構成されているこのスラブ舞曲、第一集からの通し番号で表記されることもあって、その場合第10番ということになりましょうか。
憂いを帯びた主題の旋律は、まるで禁断の二人の関係を表しているよう・・・
陽だまりの中でイチャついている間、つかの間の幸せを感じていられるんだケド、すぐに現実に引き戻される二人・・・
・・・などと、勝手な解釈で聴いて、そんな感情を込めながらピアノ、バイオリン、チェロを弾いたりして、独りでそんな想いに浸るようになったのは最近の事。
どうやら狂おしいほどの熱情に飢えているようでございます。(^_^;;
もともとこのスラブ舞曲、第一集ではピアノの連弾向けに創られ、後から管弦楽編曲に着手されたものだそうです。
こちらのリンクのように、男女二人による官能的なピアノの連弾バージョンもYouTubeで見つかります。ピアノ好きにはたまりません。
さらに指揮:小澤征爾、バイオリン:ペリマン、チェロ:ヨーヨーマによる競演は、サブイボ必至!
ドボルザークは数多くの美しいフレーズを遺していますが、その根底にあるのは、この曲のようなボヘミアの民族舞踊にあるような気がしています。
楽譜はこちらの国際楽譜ライブラリープロジェクトからPDF形式で入手可能です。
ドボルザークといえば「国民楽派」の代表的存在。19世紀中頃から20世紀にかけて、同じチェコ出身のスメタナやノルウェーのグリーク、フィンランドのシベリウスなど、民族主義的な音楽を創った作曲家を称しています。
交響曲第7番 第三楽章のスケルツオのチェコの民族舞曲フリアントのリズム、交響曲第8番のワルツのような美しい旋律は、それまで、音楽の中心となっていたイタリア、ドイツやフランスなどの伝統的な音楽とは違った、自分の国に伝わる民謡や様式を使って曲を書いたことで生まれてきたのでしょうね。