オーストリア出身のヴァイオリニストで作曲家でもあるクライスラー(Fritz Kreisler)による「3 Old Viennese Dances」。
1曲めのLiebesfreud=愛の喜び(上の動画の後半で演奏されます)、3曲目のSchön Rosmarin=美しきロスマリン(YouTube動画へのリンクはこちら)はとても有名で、テレビのBGMとして、結婚式やパーティなどを華やかに演出する音楽としてもよく使われています。
これら有名な2曲に挟まれているLiebesleid=愛の悲しみ。
演歌の血が流れている(苦笑)私好みのマイナーなワルツです。
ラフマニノフにより、ジャズのテーストが織り込まれたようなピアノ向けにアレンジされた変奏曲も素敵です。
さらには月刊少年マガジンで連載の「四月は君の嘘」にちなんで演奏された、クライスラーによるオリジナルのヴァイオリンバージョンと、ラフマニノフのピアノバージョンを合体させた試みもとても興味深く、素晴らしいものとなっています。
IMSLPによる楽譜はこちらからPDF形式でダウンロード可能です。
(Arrangements and Transcriptionsタブにラフマニノフによるピアノバージョンの楽譜もあります)