2014.2.2 ニューイヤー祝祭管弦楽団

元旦の楽しみといえば、サッカー好きの私にとって、昼間の楽しみは天皇杯。もう一つの楽しみが毎年NHK(教育)で元旦の夜に放送されるウィーンフィルによるニューイヤーコンサート。

毎年、世界的な指揮者が登壇し、シュトラウス・ファミリーによるウィンナ・ワルツやポルカなどの軽やかながらも優雅な曲を奏でてくれます。

今年の年末年始はヴァイオリンの練習に燃えたので、観る時間がなく、録画したままとなっています。

流石はYouTube。2時間半のコンサートの模様がフルでこちらに(いつまで見られるかわかりませんが)

そんな中、2014年2月2日、杉並公会堂大ホールで行われた「ニューイヤー祝祭管弦楽団」によるNew Year’s Concert in 2014を観に行ってまいりました。

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会場は杉並公会堂大ホール。2006年にリニューアルオープンし、とても綺麗で、音の響きがとても素晴らしいホールです。

この日はヴァイオリン、チェロの演奏を間近で見たくて前から5列目中央に座りました。

セヴィリアの理髪師、ドヴォルザークの「ヴァイオリンとオーケストラのためのロマンス」(作品番号11)に続き、休憩を挟んで、スッペ 喜歌劇「ウィーンの朝、昼、晩」序曲。

レハールの喜歌劇「メリー・ウィドウ」よりアリア「ヴィリアの歌」では専属歌手であるソプラノの沖田文子さんが登場。小柄ながらもオケに負けないほどの声量で、しかし繊細かつ優しく歌い上げる彼女の歌に感動し思わず涙が溢れてしまい、、、前方に居ながらBravo!と叫んでしまいました。

かじやのポルカでは、1971年のニューイヤーコンサートのように、鍛冶屋に扮するパーカッション担当が登場。

指揮者兼司会者と共にハンマーで鉄を叩く趣向。

子供の頃TBSでやっていた山本直純さんの「オーケストラがやってきた!」のテーマににもなっていた音楽、ポルカ「観光列車」(ヨハン・シュトラウス2世)では、チェロを弾いていた方が演奏中突如JRの制服に着替え、いきなり笛を吹いて演奏が中止。社内アナウンス風に「異音を確認したため・・・」とコメント。舞台袖から保線区の作業員に扮する方が登場して、点検終了後、演奏再開という趣向。

まさに大好きだった番組「オーケストラがやってきた!」を思い出させる、それはそれはとても楽しいコンサートでした。

そして何よりもプロ・アマ混成のオーケストラのレベルの高さは素晴らしいものがありました。

ワルツ「南国のバラ」を最後に、アンコールで沖田文子さんが再び登場。
再び感動して、恥ずかしげもなくもう一度「Brabo!!」

さらに、ウィーン・フィル ニューイヤーコンサートでも必ず演奏される「美しく蒼きドナウ」そして「ラデツキー行進曲」。
確かな技術に裏打ちされた、華やかでとても楽しい演奏会。無料であることが申し訳なくって、少額ながら寄付をさせていただきました。

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2014年2月2日